Lecture|予防接種
帯状疱疹の基礎知識と
ワクチン
安全衛生委員会講話|スライド3枚|所要約10分。帯状疱疹の症状・受診の目安と、生ワクチン・組換えワクチンの違い、定期接種の枠組みを整理した資料です。
この講話の要点(3行で)
- 帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルスが体内で再活性化して起こり、体の左右どちらかにピリピリした痛みと発疹が出ます。加齢とともに増え、皮膚が治っても痛みが残る帯状疱疹後神経痛に注意が必要です。
- ワクチンは生ワクチン(1回・皮下)と組換えワクチン(2回・筋肉内)の2種類。予防効果の高さと持続、接種回数、体調条件が異なるため、年齢・基礎疾患・費用を踏まえて医師と相談して選びます。
- 定期接種は65歳が基本対象(2029年度までの経過措置あり)。自己負担は自治体が設定し無料〜有料まで幅があるため、お住まいの市区町村で確認します。片側の痛み・発疹、目や耳・顔の症状は早めに受診します。
講話スライド(3枚)



本資料は、社内の安全衛生委員会・研修での利用に限り、自由にご利用いただけます。改変・転載・再配布はご遠慮ください。内容は作成時点の公開情報に基づくもので、個別の診断・治療の判断は医師にご相談ください。
講話のポイント
1. 帯状疱疹とは
水ぼうそうにかかった後、体内に潜んだウイルスが加齢・疲労・免疫力の低下などで再活性化して起こります。皮膚症状の前に痛みだけが出ることがあり、発疹は神経に沿って帯状に出るのが特徴です。顔や目の周りに出るときは早めの受診が重要で、皮膚が治っても長く痛みが残る帯状疱疹後神経痛には注意が必要です。
2. 2種類のワクチンの違い
生ワクチンは1回の皮下接種で完了し、予防効果は1年後で6割程度・5年後で4割程度とされます。組換えワクチンは2回の筋肉内接種(通常2か月以上あける)で、1年後9割以上・5年後9割程度・10年後7割程度と高い効果が長く続きますが、接種部位の痛みや発熱などがみられることがあります。生ワクチンは病気や治療で免疫機能が低下している方には接種できません。
3. 定期接種の枠組みと受診の目安
定期接種の基本対象は65歳で、2025年度から2029年度までの5年間は70・75・80・85・90・95・100歳となる方も対象です。60〜64歳でHIVによる免疫機能障害があり日常生活がほとんど不可能な方も対象になります。自己負担額は自治体が設定し、ワクチンの種類によっても異なるため、お住まいの市区町村の案内で確認してください。50歳以上で予防を考えたい方は、基礎疾患や治療内容を踏まえて主治医と相談します。
出典・作成時点
- 厚生労働省「帯状疱疹ワクチン」(2026年9月10日確認)
- 作成時点:2026年9月(記載内容は作成時点の情報です)
執筆・監修:黒田 優(精神保健指定医・産業医・総合内科専門医・循環器専門医/ハートコミット合同会社 代表社員)
OCCUPATIONAL HEALTH
ワクチンの情報は、職場から家族へも届きます。
ハートコミット合同会社では、総合内科専門医・循環器専門医・精神保健指定医である代表医師が、顧問先の安全衛生委員会でその職場に必要なテーマの講話を行い、健診事後措置や面談で個別の対応につなげています。
